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IAECでは、OTAGAISAMAという言葉をキーワードに活動しています。
日本では昔から「困った時は、おたがいさま」という言葉がありますよね。
隣近所でしょうゆ味噌の貸し借りをしたり。
子供の子守をしあったり。
”おたがいさま”は、人と人が助け合いながら公平な社会を目指す、 ノーマライゼーションの概念に通じます。
私たちIAECは、このOTAGAISAMAをキーワードに、日本で、そして世界で、本当の意味での「真のユニバーサル社会」を実現するため楽しく活動しています。
そのため、IAECでは、IAECの活動を月額の寄付で支えてくれるサポーターさんのことを「OTAGAISAMAサポーター」と呼んでいます。
しかし、受け取る方によって、その方の思う「OTAGAISAMA」という言葉の意味は違うものです。
そこで、IAECを応援してくださるOTAGAISAMAサポーターの方にあなたの思うOTAGAISAMAについて、コラムの執筆をお願いすることにしました。
第2回目は、IAECの理事の平野裕人さんに執筆していただきました。
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わたしの「OTAGAISAMA」
私にとっての「OTAGAISAMA」とは何か?
それは、「障がいの有無に関係なく、お互いが自然と助け合う、手を差しのべられるような関係性」だと感じます。
ここで、体験談をひとつお話しします。
私は服を購入する際に、ひとりでは試着が出来ません。衣服の着脱を誰かに手伝ってもらわなければいけないからです。そのため、普段は試着しなくてもサイズが分かっている某有名ファストファッションブランドのものしか購入しません。それ以外の服をたまに買うときもオーバーサイズを選びがちです。
そんな折、ある親しい友人と外出する機会があり、友人に「たまにはいつもと違う服が買いたい!」と伝えてみました。
そうすると、友人は「試着も自分が手伝うから一緒に買いに行こう!」と言ってくれました。これまでヘルパー以外には着脱のお手伝いを頼んだことがなかったので、友人の反応に驚きつつも、とても嬉しくなりました。
数日後、その友人と一緒に原宿と高円寺に出かけました。すると、今までひとりでは入れなかった、入口に少し段差があるお店や2階に店舗を構えているお店の服も、友人と出かけることによって、見て選ぶことが出来ました。試着の時もその友人が着脱を手伝ってくれ、ピッタリのサイズを選ぶことが出来ました。
友人のおかげで、お気に入りの服を買えただけではなく、自分にとって新しい世界を広げることができました!大切な親友に感謝。
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